ローマ観光のみどころ
映画「フェリーニのローマ」(1972年)を観る。永遠の都ローマ、ローマは街全体が博物館である、といわれる。現在のローマの街のつくりを簡単に表現すると、古代ローマの遺物の上にバロックの建物をのせた、ということになる。世界遺産ローマ歴史地区イタリア・バチカンには、4つの丘に囲まれたフォロ・ロマーノ、円形闘技場、コロッセオ、神殿パンテオン、コンスタンティヌスの凱旋門などローマ帝国の栄華を伝える貴重な遺跡群が遺されている。そのため観光スポットは無数にある。それとローマの魅力は、ほとんど歩いて行ける範囲にある、ということだろう。
第10位ナヴォーナ広場。9位サンタンジェロ城。8位ヴァチカン博物館。7位パンテオン。6位フォロロマーノ。5位真実の口(ボッカ・デッラ・ヴェリタ)。4位サンピエトロ寺院。3位スペイン広場。2位トレヴィの泉。そして1位はローマの象徴といえるコロッセオである。正式名はフラウィウスの円形競技場といい、フラウィウス朝の皇帝ウェスパシアヌスと彼の息子ティトスとドミティアヌスが完成した。おそらく1231年の大地震のときに、南西部の外郭全体が崩落し、形をとどめない岩の塊になってしまった。長らく廃墟の時代が続いたが、ナポレオンのローマ占領によって整備がなされ、19世紀から20世紀初めにかけて修復工事が行われた。
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