経済学入門
明治の経済学者で東京商業学校の和田垣謙三は貧乏でいつも借金取りに追われていた。このことを知っていた生徒たちは「手っ取り早く金儲けをする方法は?」と意地の悪い質問をした。すると、和田垣は「サルの毛を抜け」と答えた。生徒たちはみな首をかしげて考えたが意味が分からない。サルは英語でmonkey、毛(k)を抜くと、すぐさまカネ(money)になる。
人はパンのみにて生きるものにあらずとしても、パンなくし生きることはできない。山上徹也も革命思想によって凶行に及んだのではなく、手元資金が底をついたがゆえの犯行である。つまるところ人間社会の基本は経済にある。そこで経済学についてわかりやすく書かれた本といわれる、熊谷尚夫「経済原論」を読んでみる。ミクロ経済学、マクロ経済学。60頁を過ぎたあたりで、数式や図表、関数などが出てくる。やはり高校数学の基礎的学力がないと経済学は理解できないとわかった。
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