「おしるこ」と「ぜんざい」
本日は「オウムとインコの日」だそうだ。「オウム(06)インコ(15)」の語呂合わせ。世の中、似て非なるものがある。海峡と水道(たとえば紀淡海峡と紀伊水道)。バターとマーガリン。おかきとせんべい。幕の内弁当と折詰弁当。柚子と酢橘。カレイとヒラメ。ハマチとブリ。タラコと明太子。しることぜんざい。 しるこは、古くは、汁の実である。コは実である。「芋の子もくふやしるこのもち月夜」とは満月の夜に芋の子を汁の実(しるこ)として食べたという意で、「寛永発句帳」にある名月(幸和)の句。寛永のころに「しるこ」は「汁の実」のことだった。一条兼良(1402-1481)の「尺素往来」に「新年の善哉は修正の祝着」とあるが、年の初めに餅を祝うことはよろこび(仏語で善哉)であった。善哉餅といって、小豆を煮て餅を入れた食べ方が考えられ、関西で「ぜんざい」という名称で用いられた。関西の「ぜんざい」が、東京で「汁粉」とよばれ、汁を濃く、とろりとさせたものを「ぜんざい」と呼んで区別するようになった。現在、一般的には、小豆を使った汁物に白玉やおかきが入ったものを「しるこ」、つぶあんと餅の入ったものを「ぜんざい」と呼ぶが、地方によっては「ぜんざい」という呼び名のない所もある。フラミンゴはツルに似て、首と脚が長いので「紅鶴(べにづる)」と和名でいうが、指間に水かきがあり、むしろガンやカモの類に近縁の水鳥である。ふ化した直後の体色は白く、色素を摂取することで紅色になる。色素を摂取しない状態が続くと徐々に白色に戻る。(6月15日)
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