なぜ高齢者は帽子をかぶっているのか?
ドラマ「深夜食堂」。新宿路地裏にある食堂の常連客のひとり忠さんはいつも帽子を被ってカウンターの角に座っている。脇役俳優、不破万作が演じているが何とも言えないイイ味を出している。ところで街中を歩いて見渡すと老人たちの多くは、帽子をかぶっている。私自身、帽子はかぶらない。シニア男性のファッションとして帽子はいつ頃からか定着している。帽子の種類はいろいろあるが、大きく分けると二種類。忠さんが被っている、ツバのあるキャップあるいはハンチング帽。夏の日射・熱中症防止になる台形のクラウンに下向きのツバのついたバケットハットが多い。では帽子はどんな理由でかぶっているのだろうか。理由は聞いていないので分からないが、薄くなった髪を隠すためか。本当の理由は、むかしの知り合いに出会うことを避けるための顔隠しではないだろうか。映画「あなたへ」(2012年)で高倉健がカッコよくキャップをかぶっていたので、それを真似るシニアが急増したらしい。
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