むかしニューヨークはアメリカの首都だった
「アメリカの首都はニューヨーク」と、いえば間違い。でも、「むかしニューヨークはアメリカの首都だったことがある」と言えば正解である。1626年のこの日、オランダ西インド会社がマンハッタン島を買収しニューアムステルダムと命名。1674年にイギリス領となりニューヨークと改名。1776年にアメリカが独立宣言を行ったとき、独立戦争のさなかであったので、米議会の開催地は戦場を避けて、転々としていた。独立戦争が終わって、1787年にアメリカ合衆国憲法が制定されて、1789年から1年間だけは、首都がニューヨークに置かれた。だが翌年から、首都はフィラデルフィアに移される。フィラデルフィアの位置は全米(現在のアメリカ東海岸)の中では北部となる。そのため南部から、首都は北部と南部の中間地点に置いてほしいという声が上がり、現在の地に移されることとなった。こうして、その11年後の1801年に、新首都ワシントンが建設された。(5月6日)
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