キンバリー市立図書館の幽霊
幽霊の出る図書館がある。キンバリーは南アフリカ共和国にある都市。ここの図書館には、稀少な古書の膨大なコレクションがある。19世紀末、ベルトラン・ダイアーという勤勉な司書がいた。彼は非常に貴重な書籍の修繕をこつこつと行っていた。だが彼は請求書の粉飾も行っていた。その事実が発覚すると、ダイアーは恥辱に耐えられずヒ素を飲んで自殺した。キンバリー・アフリカーナ図書館では今も館内を歩き回る男の足音がするという。ダイアーの魂がいちばん愛した場所にとどまっている、と現在ここで働く司書たちは確信している。Kimberley Africana Library,Dyer Bertrand
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