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2022年4月21日 (木)

お名前頂戴、借用の話

 最近どこの町にもあるコーヒーチェーン店「スターバックス」名前の由来は、メルヴィルの小説「白鯨」に登場する一等航海士スターバックスから借用したものである。あこがれのスターの名を借用するケースは多い。「バッドマン」のマイケル・キートンはあの伝説の喜劇俳優「バスター・キートン」に由来する。日本でも戦前に羅門光三郎のようにラモン・ナヴァロから借名した先駆的な事例があるが、戦後の進駐軍時代にジャズが日本に流行したとき、日本人歌手たちは憧れの外国スターの名を拝借して芸名にすることが多かった。ナンシー梅木やペギー葉山がその例だろう。ナンシー梅木(1929-2007)は2007年8月28日、ミズーリ州オザークのリッキングにある医療保養施設で亡くなった。ナンシーは昭和32年マーロン・ブランドー主演「サヨナラ」で日本人で初めてのアカデミー助演女優賞を獲得している。授賞式のプレゼンターはアンソニー・クインだった。後輩のペギー葉山は「私のデビュー当時、ナンシー梅木さんは大スターでした。彼女が穴を開けると私に声がかかり、ナンシーが一軍、私が二軍の感じでした。ハスキーボイスで歌声はセクシー、性格もおおらかで憎めない人でした」と語る。

 

  ペギー葉山…ペギー・リー

 

  フランキー堺…フランク・シナトラ

 

  フランク永井…フランク・シナトラ

 

 ジェリー伊藤…ジェリー・ヴェール

 

  谷啓…ダニー・ケイ

 

 益田喜頓…バスター・キートン

 

 呉田軽穂…グレタ・ガルボ

 

 ココ山岡…ココ・シャネル

 

  以下の人たちは、関連性は希薄ながらが、むりやり当時のハリウッドスターにあてはめるとすれば、

 

  トニー谷…トニー・カーチス

 

  ジョージ島袋…ジョージ・ラフト

 

  ジョージ川口…ジョージ・サンダース 

 

  ナンシー梅木…ナンシー・オルスン

 

  ディック・ミネ…ディック・パウエル

 

  エセル中田…エセル・マーマン

 

  チャーリー石黒…チャーリー・パーカー

 

 デューク・エイセス…ザ・フォー・エイセス

 

 ディーン・フジオカ…ジェームズ・ディーン

 

 

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コメント

かつて赤坂山王ホテルの地下にあった米軍将校クラブFar East Roomで耳にしたトリビアですが、トニー谷は身体が小さかったので、キャンプでよくTiny Tani,と呼ばれており、それでトニー谷というステージネームにした、のだそうですよ。

面白い情報をありがとうございます。トニー谷と言えば「アベック歌合戦」の司会者のテレビ時代しか知りませんが、進駐軍のアメリカ兵相手にステージをこなしていたので、Tiny Tani説はとても信憑性が高いですね。

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