偶然に発見されたブラジル
南米ブラジル(Brazil)の面積は851万k㎡で、日本の約23倍、世界5位の大国である。現在、経済発展の著しい国をそれぞれの頭文字をとってブリクス(BRICS)と呼んでいる。Bはブラジル。
ポルトガル王マヌエル大王は1500年3月、ペドロ・アルヴァレス・カブラル(1467-1520)を艦長とする13隻の艦隊をインドに派遣した。途中、嵐にあって西へ大きく流されて、4月22日、予想もしていなかった陸地を発見し、現在のブラジル北東部、バイーア州ポルトセグーロに漂着。これがブラジル(ポルトガル語でBrasil)だった。大西洋はインド洋につながっているであろうという予測はあるので、カブラルは意図的に西へ進路をとったという説もある。カブラルは本国へ報告のために帰港させた船の積荷の一部に赤色染料の木パウ・ブラジル(別名ブラジルボク)があったので、その木に因んでこの地がブラジルと呼ばれるようになったとある。また一説にはパウ・ブラジルが炎々たる赤色だったので、ポルトガル語の「brassa(赤熱した)」から植民地名に使ったともされる。ボルガルは当初あまりブラジルに関心を示さなかったが、フランス人などがブラジル海岸を嵐らし始めたため、アルフォンソ・デ・ソーザを派遣し、1532年ブラジルの最初の植民市サンビセンテを創設した。
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新興国として発展著しい国ですね。
投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2013年4月22日 (月) 08時18分