「昭和の日」と昭和文学史
昭和2年7月、芥川龍之介が自殺した。遺書には「将来に対する唯ぼんやりとした不安のため」死ばかりを考え続けていた、としるされていた。芥川の死は、良心的な知識人の苦悩の末の敗北として受け取られ、大きな衝撃を社会に与えた。昭和3年、ナップが結成され、以後3年半にわたってプロレタリア文学運動の中心となる。昭和4年「蟹工船」「太陽のない街」、昭和5年「機械」「聖家族」、昭和6年「つゆのあとき」、昭和8年「若い人」「春琴抄」、昭和10年「蒼氓」「真実一路」、昭和11年「冬の宿」「晩年」、昭和12年「暗夜行路」完結 「旅愁」「雪国」「濹東綺譚」、昭和13年「麦と兵隊」、昭和14年「歌のわかれ」、昭和16年「菜穂子」、昭和18年「細雪」、昭和21年「灰色の月」「死霊」、昭和22年「斜陽」「深夜の酒宴」、昭和23年「俘虜記」、昭和24年「人間失格」「仮面の告白」「足摺岬」「浮雲」、昭和25年「武蔵野夫人」、昭和26年「壁」「広場の孤独」、昭和27年「真空地帯」「二十四の瞳」、昭和28年「火の鳥」、昭和30年「太陽の季節」、昭和31年「金閣寺」「氷壁」、昭和32年「死者の奢り」「女坂」「人間の壁」、昭和33年「飼育」「氾濫」、昭和34年「敦煌」「海辺の光景」、昭和35年「忍ぶ川」、昭和36年「パリ燃ゆ」、昭和37年「砂の女」、昭和38年「砂の上の植物群」、昭和41年「黒い雨」、昭和42年「レイテ戦記」、昭和48年「月山」、昭和50年「火宅の人」、昭和51年「限りなく透明に近いブルー」、昭和52年「エーゲ海に捧ぐ」、昭和53年「風の歌を聴け」、昭和56年「吉里吉里人」、昭和62年「孔子」。
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