コラムニスト
コラム(column)の原義は円柱のこと。それが18世紀イギリスで(ページの)段・欄・囲み記事の意で使われ、1751年イギリスの新聞「ロンドン・アドバイザリー・リテラリー・ガゼット」で世界で初めてコラムが掲載された。現在、大手新聞の社説には「天声人語」(朝日新聞)「編集手帳」(読売新聞)「余禄」(毎日新聞)「産経抄」(産経新聞)などがある。コラムには、個人的な分析・意見も含めたエッセイもあり、コラムニストという物書きがいる。ボブ・グリーン、ヘレン・トーマス、天野祐吉、ナンシー関などが有名なコラムニストである。ここでは寺田寅彦の一文を引用してみよう。「困ったことには、自然は過去の習慣に忠実である。地震や津波は新思想の流行などに委細かまわず、頑固に、保守的に、執念深くやってくるのである。紀元前20世紀にあったことが、紀元20世紀にも全く同じように行われるのである。科学の法則とは、畢竟「自然の記憶の覚え書き」である。自然ほど伝統に忠実なものはないのである」(「津波と人間」初出は昭和8年5月「鉄塔」より)
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