3月は自殺防止強化月間
3月は自殺防止強化月間。昨年の自殺者数は2万830人。コロナ禍による生活環境への影響で女性・若者の自殺者の増加が続いている。ウェルテル効果とは、わかりやすく言えば、著名人が自殺すると、触発されて連鎖的に自殺が増えるという現象がみられること。1986年4月、トップアイドルだった岡田有希子のときはその月だけで100人以上の自殺者が出て、ユッコシンドロームといわれ、未だに彼女の曲や映像をテレビで流すには配慮するようである。だが芥川龍之介や太宰治、三島由紀夫などの自殺にウェルテル効果があったという事実はない。つまり作家の死はあくまで作家固有のもので、一般人には共感しにくい部分があることがうかがえる。画像の三島をみると、自殺志願者もかえって心が引いてしまう気がする。
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