「戦争と平和」ナターシャ
ロシア軍のウクライナに侵攻した24日、NHKがBSプレミアムでロシアがナポレオンに侵攻された映画「戦争と平和」を放送していた。ネットでは皮肉にもほどがあると話題になっている。原作はもちろんかの文豪トルストイの長編小説だが、小説の題名は最初、「戦争と平和」ではなく、「戦争と世界」あるいは「戦争と民衆」であったという説がある。ミールというロシア語には「平和」と「世界」という意味がある。「戦争と平和」はいわゆる多響的ロマンなので主人公を特定することはできない。イタリア製作「戦争と平和」(2007)全4話も多数の登場人物を描いている。だが作品の中心となっているのは、ロストフ家の令嬢ナターシャである。フランスの女優クレマンス・ポエジーがナターシャを演じているが、あまり美人ではない。ナターシャはもっとも生き生きした魅力的な女優を期待していた。だが全体としてはセットなど豪華でストーリーの展開は早くて面白い。
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