謎のコレット・テンピア楽団
イタリア女優のモニカ・ヴィッティが亡くなった。アラン・ドロンの出世作といえば「太陽がいっぱい」(1960)である。ニーノ・ロータの音楽だが、フィルム・シンフォニック・オーケストラという楽団のレコードもよくラジオから流れた。ミケランジェロ・アントニオーニ監督の「太陽はひとりぼっち」(1962)の主題曲もよくヒットした。原題は「レクリプス(L'eclipse)」。映画ではミーナが歌っているが、日本ではコレット・テンピアColletto Tempia 楽団の曲でヒットしている。これも「太陽がいっぱい」と同様そのような楽団は実在しない。日本のレコード会社がツイスト風にアレンジして、すべて日本人のミュージシャン、アレンジャー、指揮者などによってレコーディングされた。いわば和製のサウンドトラックである。園まりが日本語歌詞で歌っている。「太陽はひとりぼっち」は現代人の愛の不毛を描いた作品である。モニカの焦点の定まらぬ茫洋としたムードが映画にぴったりだった。
たそがれのローマ
夏の陽のローマ
トレヴィの泉に 沈む陽よ
明日もあさっても ソレイユ レクリプス
愛の太陽 ただひとつ
ひとりぼっちの ああ太陽
むなしい恋の 涙のエンジェル
« 「人生劇場」と三州横須賀村 | トップページ | 鎌倉殿の13人、北条宗時の最期 »
「音楽」カテゴリの記事
- あなたの元気ソングは何ですか?(2026.02.14)
- ないしょの手紙(2026.01.25)
- 第1回日本レコード大賞(2025.12.27)
- 喜歌劇「蝙蝠」序曲(2025.12.18)
- 野垂れ死ぬかもしれないね(2025.12.12)


コメント