けん玉の歴史
外出自粛で屋内で誰もが手軽に楽しめる「けん玉」が注目を集めている。紅白歌合戦でも三山ひろしがギネス記録に挑戦し成功した。サポーターにTRF、帽子とサングラスのDJ KOO(髙瀬浩一)が出場しているのも恒例である。さてけん玉はいつ頃から始まったのか。その起源については諸説あるが、アジアではなくてヨーロッパであるという。フランスのビル・ボケ(Billboquet)が古い記録にある。16世紀のアンリ3世の頃である。ピエール・ド・エストワールが「1585年の夏、街角で子どもたちがよく遊んでいるビル・ボケを王様たちも遊ぶようになった」と記している。貴族や上流階級のビル・ボケは象牙などを使い、彫刻がほどこされていたので高価なものであった。現在世界各地にあるけん玉はおそらくこのビル・ボケが伝わったものらしい。日本で見慣れているけん玉は、大正時代に作られたもので、当時は「日月ボール」と呼ばれていた。1918年、広島県呉市の江草濱次が明治期のけん玉を改良した「日月ボール」を考案した。これが1927年ころ全国的に大流行した。
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