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2021年12月 6日 (月)

ムーン・リヴァー

Andywilliams

   チャンネル銀河で「アンディ・ウィリアムス・ショー2」を毎週見ている。今週(第9回)のゲストはヘンリー・マンシーニ、エロール・ガーナー、クロディーヌ・ロンジェ。クロディーヌは当時はアンディの妻、1975年に離婚。ガーナーはジャズピアニストで「ミスティー」が有名。この番組を欠かさず見ているが、なぜか「ムーンリバー」のフル演奏が聴けなかった。今回やっとアンディがマンシーニをバックに熱唱していた。保存版ですね。前にナンシー・ウィルソンもゲスト出演していたが、ナンシーも「ムーン・リヴァー」をジャズ・バラードとして歌っている。 ほかにジョニー・マーサーもジャズ風に歌っている。

    作詞はジョニー・マーサー。「ムーン・リバー」はトルーマン・カポーティーの短編小説「ティファニーで朝食を」の映画主題歌。劇中でホリー・ゴライトリー(オードリー・ヘプバーン)がギターを爪弾きながら歌う。歌詞の意味は月夜の川をあなたと渡ってみたいという感じ。「My Hakleberry friend (ハックルベリー・フレンド)」とあり、直訳すると「コケモモの実の友」だが、作詞者の造語らしい。マーク・トウェーンの「ハックルベリーフィンの冒険」をもじっているので、ミシシッピ川がうかんでくるが空想の川なのだろう。訳詩を調べると「幼馴染みの冒険仲間」とある。原作にはもちろん「ムーン・リバー」はない。英詩があって、「空の牧場をさすらってみたい」という意味の一文がみえる。「牧場」が「河」になったのだろうか。

 「ムーン・リバー」をカバーした歌手は世界中に多数いるので正確な数を知ることは不可能である。最近はヤオ・スーティン(中国)、グロリア・イップ(香港)などアジアの女性歌手が歌うことが定番である。では日本で最初に「ムーン・リバー」を歌ったのは誰か?テレビのショー番組でザ・ピーナッツあたりが最初かもしれないが不明である。youtubeで検索すると、ペア・バンビーズと言うデュオが1962年に歌っている。ただし英語であり、ソノシー盤である。当時洋楽ポップスでソノシート盤がよく販売されていた。その翌年1963年には梓みちよが「ムーンリバー」を日本語訳でリリースしている。1967年のザ・ピーナッツの映画音楽を収めたアルバムには「ムーンリバー」がある。意外な人物としては1969年の勝新太郎が歌っている。ペギー葉山もその頃だろうか。80年代になると「ムーンリバー」はアイドルの定番となり、松田聖子や河合奈保子が歌っている。1990年代、大橋純子。20世紀に入り、平井堅(2009)、手嶌葵、薬師丸ひろ子など多数の歌手がカバーしている。

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