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2021年11月 9日 (火)

秋は灯火親しむべし

20081025_l  最後の頁を閉じた 違う私がいた

 10月27日から始まった「秋の読書週間」の最終日。今年で第75回を重ねるが、第1回はまだ戦火の傷痕がいたるところに残っている1947年11月17日から開催された。それから70有余年、「読書週間」は日本の国民的行事として定着してきた。今年の標語は「最後の頁を閉じた 違う私がいた」、コロナ禍のなかでも全国各地でさまざまな本に関する展示や行事が開かれた。

   なぜ秋と読書が結びついたのか?すでに1918年の読売新聞には「読書の秋」という表現が使われている(1918年9月21日付)から日本語としておよそ100年の歴史を経ている。それ以前から「灯火親しむの候」という時候のあいさつは定着していた。この故事は唐の詩人、韓愈が息子に贈った詩に由来する。

 

時 秋にして積雨霽(は)れ

新涼 郊墟に入る

燈火 稍 親しむべく

簡編巻舒すべし

 

降り続く長雨がやんで、空がすっきりと晴れ渡り、郊外の丘では、秋を感じさせる涼しさが感じられる。そんな秋の夜長は、明かりをつけて、そのもとで読書をするのに適した季節だ。図書館で一日おこもり読書も贅沢な時間のすごしかた。

  唐代の詩人、韓愈は愛息に対して詩を贈って勉強を勤しむことを励ましたのである。ここから「灯火親しむべし」という語が生まれた。

ドラマ「小夏日和」は高知オールロケ。2018年に建設された梼原町にある「ゆすはら雲の上の図書館」は隈研吾が設計した地元産のスギとヒノキがふんだんに使用されている木の香りがする図書館。

 

 

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