ウガンダ独立記念日
1962年のこの日、ウガンダがイギリスから独立した。ウガンダといえばロンドンオリンピック男子マラソン金メダリスト、スティーブン・キプロティチ。それにバナナを蒸したマトケという料理。
15~16世紀ごろ、牧畜民のヒマ諸部族がウガンダに侵入し、農耕を行っていたバントゥー系住民を服属させた。17世紀末には、ブガンダ、トロ、ブニョロ、アンコーレといった諸帝国が栄えたが、なかでもブカンダ帝国はムテサ1世(在位1856~1884)のもとでアラビアとの交易をさかんに行い、キリスト教宣教師の到来、水軍を含む常備軍の設置など、その絶頂期を迎えた。ムテサ1世の死後、カトリック、プロテスタント、イスラムのあいだで勢力争いが起きたが、その背後には東アフリカをめぐる英独の利権争いがあった。1890年へルゴランド・ザンジバル協定により、この地域はイギリスの勢力範囲とされ、19世紀後半、イギリスは保護領ウガンダとして支配下においた。第2次世界大戦後、独立の気運が高まり、1962年に独立。首相にウガンダ人民会議のオボテが就任して社会主義路線を歩みはじめたが、1978年にアミンのクーデターが発生、独裁体制をしいた。翌年アミンも倒され、1986年以降、ムセベニ大統領のもとで安定化政策を模索している。画像は「ようことひろの自転車ぐるぐる世界旅」より引用。(10月9日,Uganda)
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