チンギス・ハンはどこに眠っているのか?
チンギス・ハンの生年については1155年、1161年、1162年、1167年など諸説あるが、忌日は1227年8月18日とはっきりしている。これは奇しくも豊臣秀吉と同日である。西夏を滅ぼした帰途、負傷がもとで陝西省六盤山山麓で病没し、ケルレン河畔で葬られた。遊牧民であるモンゴル民族には、地上に墓標などを立てずに埋葬する風習がある。そのため、モンゴル帝国の偉大な始祖・チンギス・ハンも、死後どこに埋葬されたのか墓の所在がわからない。いまも多くの学者がその墓を探すため取り組んでいる。埋葬された最有力候補地はモンゴル北東部のボルハン・ハルドゥン(ブルカン・カルドゥンとも。「神の山」の意)で「モンゴル秘史」にも記された生まれた場所で、墓所もあると考えられている。いつか世界史最大の謎とされるチンギス・ハンの墓が明らかになる日がくるのだろうか?(Chingis Khan)
参考:白石典之「チンギス・カンの考古学」 2001年
チンギス・ハン伝 ウラデミルツォフ 小林高四郎訳 1936年
成吉思汗伝 ウラジ―ミルツォフ 生活社 1943年
チンギス・ハンの末裔たち 騎馬民・モンゴル族踏査行 森田勇造 講談社 1986年
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コメント
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とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。
投稿: 履歴書の書き方 | 2013年3月 8日 (金) 05時12分
ジンギス・ハンの墓のことは知ってましたが、組織だって調査しているのでしょうか?
投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2013年8月18日 (日) 01時48分