鞍鋼憲法
毛沢東主席が提起した鞍山製鉄所規則の精神を総括したものと言われる。1960年3月、鞍鋼憲法が全国の企業経営において、党の指導性を強化するとともに、大衆路線方式を持ち込むことを主眼にした。その内容は、①政治による統帥を堅持すること。②党の指導を強化すること。③大衆運動を大いに発揮すること。④両参一改三統合を実行すること。⑤技術革新と技術革命を大いに行うこと。このような簡単な内容しか明らかにされていないが、これに対峙するものとして、劉少奇のグループの「ソ連に学べ」という企業経営方式がある。精神主義に傾いた鞍鋼憲法はその後十数年間続けられたが文革後に否定された。
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