歴史資料と憲政資料室
戦後の社会的混乱の中で、貴重な文書類が散逸の危機にあったが、1947年、国立国会図書館内に憲政資料室が開設された。幕末期から現在にいたるまでの政治家、軍人、官僚などが所蔵していた文書類を中心とする。開設にあたっては大久保利通の孫である歴史家・大久保利謙(1900-1995)の尽力があったことも特筆される。
どのような資料が所蔵されているかは国立国会図書館のホームページでわかる。「高木惣吉関係文書」によると昭和19年8月末、海軍少将・高木惣吉(1893-1979)は井上成美海軍次官より終戦工作の密命を受け、重臣・軍人・皇族等の間を往復しながら奔走した。日記には昭和20年5月5日から8月17日までの行動が記されている。
(参考:「高木惣吉 日記と情報」伊藤隆編 みすず書房 2000年7月)
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