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2021年8月11日 (水)

アノミア「MOUNTAIN」

 本日は「山の日」(今年は五輪のため祝日は移動したが)。人にそれぞれの名前があるように、山にも古くから名前がつけられている。富士山は古来から日本の鎮守の神、霊峰と考えられていたので、「不尽」「不二」などの表記が万葉集に見える。「不尽」は、「つきることのない」という意味で、不死の信仰に通じる。

    山形県と宮城県のちょうど県境に位置する面白山(標高1264m)がある。もとは「つらしろやま」と呼ばれていた。この山には遅くまで雪が残り、山の面が残雪で白いところから、名づけられたが、いつしか読み替えられて「おもしろやま」となった。

  山形県の南西端にある「飯豊山」は「いいでさん」(標高2105ぶm)と呼ぶ。

  雑誌「山と渓谷」で選ばれた日本一難読の山となったのが大分県の「一尺八寸山」。その読み方は「みおうやま」である。

    チベット高原の南側を走るヒマラヤ山脈。ヒマラヤ(Himalayas)とはサンスクリット語で「雪のある所」の意。アメリカ東部にあるアパラチア山脈Appalatian。アパラチェンApalachenとはインディアン地名で、「山の向こうの土地」の意。シエラネバダSiera Nevadaとはスペイン語で「雪のある山」の意。西ヨーロッパの大山脈アルプスAlpsは、先住民ケルト人のケルト語アルプalp「山、岩石」が、ローマ時代に固有名詞化した。フランスとスペインの国境地帯にあるピレネー山脈Pyreneesは、バスク語のピレンpyren「山」が語源。イタリア半島中央のアペニンApenninesは、ケルト語のペンpen「山頂、峰、尖ったもの」が語源。ブリテン島のペニン山脈と同語根である。

「山」のアノミア(失名辞)。日本のおもな山。富士山、白根山、穂高岳、槍ヶ岳、荒川岳、赤石岳、御嶽山、塩見岳、仙丈岳、乗鞍岳、立山、聖岳、剣岳、駒ヶ岳、白馬岳、八ヶ岳、白山、浅間山、男体山、妙高山、大雪山、鳥海山、岩手山、吾妻山、石鎚山、月山、谷川岳、戸隠山、大朝日岳、蔵王山、赤城山、磐梯山、大山、霧島山、阿蘇山、箱根山、御岳、三原山、昭和新山、栗駒山、水晶岳、甲斐駒ケ岳、木曽駒ケ岳、白馬岳、薬師岳、野口五郎岳、鷲羽岳、大天井岳、西穂高岳、白馬鑓ヶ岳、赤岳、笠ヶ岳、広河内岳、鹿島槍ヶ岳、別山、龍王岳、旭岳、蝙蝠岳、赤牛岳、空木岳、真砂岳、双六岳、常念岳、三ノ沢岳、三ツ岳、三俣蓮華岳、南駒ケ岳、観音岳、黒部五郎岳、横岳、祖父岳、針ノ木岳、大沢岳、兔岳、五竜岳、東天井岳、抜戸岳、杓子岳、中盛丸山、阿弥陀岳、小河内岳、アサヨ峰、蓮華岳、薬師岳、高嶺、熊沢岳、剣御前、赤岩岳、横通岳、大龍岳、小蓮華山、地蔵岳、燕岳、硫黄岳、西岳、樅沢岳、スバリ岳、駒津峰、仙涯嶺、笹山、將基頭山、檜尾岳、烏帽子岳、小太郎山、権現山、南真砂岳、白山、北荒川岳、唐松岳、安倍荒倉岳、鋸岳、赤沢岳、蝶ヶ岳、東川岳、赤沢山、爺ヶ岳、新蛇払山、飯豊山、天保山、茶臼山、六甲山、雨飾山。

Chimborazo世界のおもな山
エヴェレスト、K2、カンチェンジュンガ、ローツェ、マカルー、チョ・オユー、ダウラギリ、マナスル、ナンガ・バルパット,アンナブルナ、ゴッドウィンオースチン、ハンテングリ、エルブルース、ユイ、モンブラン、モンテローザ、マッターホルン、ユングフラウ、マラデッタ、ベズビオ、キリマンジャロ、ケニア、メルー、カメルーン、マッキンリー、ローガン、オリサバ、ポポカテペトル、レーニア、アコンカグア、コトパクシ、チンボラソ、ジャヤ、マウナケア、マウナロア、キラウニア、ビンソンマッシーフ、エレバス、クック、ルウェンゾリ、オリンポス、エトナ、レニア、エルチチョン、ムラビ、ニーラゴンゴ(コンゴ)。(8月11日)

 

 

 

 

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