十字軍対セルジューク朝、マムルーク朝
十字軍は1095年、ローマ教皇ウルバヌス2世が呼びかけ、翌年から第1回十字軍が始まり、1291年に、イスラム側がアッカ港を奪回するまで、約200年間にわたって主なもので全部で9回行われている。
第1回十字軍 1096-1099
第2回十字軍 1147-1149
第3回十字軍 1189-1192
第4回十字軍 1202-1204
第5回十字軍 1218-1221
第6回十字軍 1228-1229
第7回十字軍 1248-1249
第8回十字軍 1270
第9回十字軍 1271
高校教科書に登場するサラディンは第3回のエジプト、アイユーブ朝の王である。もともと12世紀末、バグダードを都とするセルジューク朝トルコのマリク・シャーが西アジア全域まで支配したことが契機となるが、1092年にマリク・シャーは出陣中に急死し、シリアはドゥカーク(ダマスカス)とリドワーン(アレッポ)の兄弟で分割されている。そのため1096年の第1回十字軍のときは、ボードワンは簡単に聖地を回復してエルサレム王国を建てることができたのである。
壷の口縁部と胴部にほどこされたアラビア文字は、コーランの語句の一部や詩などを図案化したもの。青釉を基調としたものが多い。
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