ラテンアメリカ諸国の独立(歴史総合)
ラテンアメリカ諸国の独立運動は1810年ごろより活発化した。アルゼンチン(1816年)・チリ(1816年)・コロンビア(1819年)・ペルー(1821年)・メキシコ(1821年)その他が相次いで独立を宣言したが、なかでもコロンビアやボリビア(1825年)の解放の指導者シモン・ボリヴァル(1783-1830)の軍隊は強力で、イスパニア軍に決定的打撃を与えることに成功した。中米諸小国の間には1823年中央アメリカ共和国が組織され、ポルトガル領のブラジルも1822年立憲君主国として独立した。
コロンビアは、1810年のこの日、スペインから独立を宣言した。8月7日、シモン・ボリバル、フランシスコ・サンタンデルの革命軍がスペイン軍を撃滅した。フランス革命に刺激されて、1810年代からラテン・アメリカの植民地にクリオーリョを主体とする独立運動が広がり、アルゼンチン、チリ、ペルー、メキシコその他の諸国がスペインの支配から、またブラジルがポルトガルの支配から独立した。ボリバルは1819年スペイン軍を破ってコロンビアの解放に成功、ベネズエラとエクアドルを含む大コロンビア共和国を構想してその大統領に就任した。時を同じくしてサン・マルティン(1778-1850)によるペルー解放が完成すると、両者が会見してペルーもボリバルの支配下に入った。さらにアルド・ペルー地方を解放してボリビア共和国を樹立してその臨時大統領に就任した。しかし大コロンビア共和国の解体で失望、隠退してサン・マルタンで病没。( Colombia,Simon Bolivar,San Martin,Francisco Santander、7月20日 )
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