ゴッホの葬式
情熱の画家フィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)は、パリから北西に約30km離れたアルチュール・ギュスターヴ・ラヴー夫妻が経営するカフェーの2階の小さな部屋で、1890年7月のこの日、火曜日、午前1時半ごろ、息をひきとった。2日前、近くの丘で胸にピストルの弾を撃ちこんだのが原因であった。葬儀は30日の午後2時半に行われた。作家ディヴィッド・スウィートマンの「ゴッホ」によると、次の9人の参列者の名前が知られている。
テオドルス・ファン・ゴッホ(1857-1891) 画商 フィンセントより4歳下の弟。献身的。
ポール・フェルディナン・ガシェ(1828-1909) 医師
ペール・タンギー(1825-1894) (本名はジュリアン・タンギー。モンマルトルに店を構えた画材店主)
アルチュール・ギュスターヴ・ラヴー (ゴッホが部屋を借りた家主)
エミール・ベルナール(1868-1941、フランスの画家、著述家)
アントン・ヒルシック (ゴッホと同じ宿屋にいたオランダ人の画家)
アンドリース・ボンゲル (1861-1936 テオの妻ヨーの兄)
シャルル・ラヴァル(1862-1894 画家)
リシュアン・ピサロ (画家、カミーユ・ピサロの長男)
棺にはゴッホが好きだった、ヒマワリが覆われていた。(7月29日)
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