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2021年7月 1日 (木)

ソウルからサランヘヨ

Kimipe_pc03_800x600     日本における韓流は2003年4月から9月にNHKBS2の海外ドラマ枠で「冬のソナタ」が放送され人気を博したことに始まる。同ドラマの主演俳優ペ・ヨンジュンの愛称から「ヨン様ブーム」とも呼ばれ、韓流ブームは絶頂期となった。やがてヨン様だけでなく、他の韓流スターにも人気が集まり、来日の際には多数のファンが集まり、韓国には日本人観光客が急増するという現象がみられた。2004年の第55回紅白歌合戦には主題歌「最初から今まで」のRyu、「美しき日々」のイ・ジョンヒョン、K-POPのBOA、俳優イ・ビョンホンもゲスト出場している。だが2005年ころからブームも衰退を示したが、同年韓国時代ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」が人気を博し、これまで女性メインだった韓流ファンが男性にも広がった。音楽市場でも東方神起、少女時代などが成功をおさめた。しかし慰安婦問題や竹島問題など韓国で日本への批判が高まると、日本の保守層からも韓国への批判が目立つようになった。高岡蒼甫がツィッターでフジテレビの報道姿勢が韓国寄りであることが契機となって韓流ブームは大きく衰退していく。李明博は自身の支持率を高めるため韓国大統領による竹島上陸を行ったり、天皇謝罪要求などをしたため、日本国内に嫌韓感情が高まった。このころヨン様の後継者とみられたチャン・グンソクが日本でプロモートしたが、ドラマ「美男ですね」、映画「きみはペット」などヒットしたものの、かつてのペ・ヨンジュンのような広い知名度は得られなかった。ある調査によると「韓流俳優チャン・グンソクは好きですか?」というアンケートで3072人中2234人が興味はないと回答している。グンソクと聞くと、軍手っぽい布地でできたソックスかと思うという人もいた。テレビでも安倍首相夫人アッキーナは韓流ファンを辞めてしまい、大桃美代子は山形へ帰り、笛木優子(ユミン)は韓国に戻り、黒田福美も近ごろ見かけない。東京五輪開催に向けて、韓国国内では五輪ボイコット論が浮上している。日韓関係はどうなっていくのであろうか。 

 

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2004年の紅白歌合戦女性初出場者たち。左からイ・ジョンヒョン、上戸彩、大塚愛、加護亜依、辻希美、松浦亜弥、安倍なつみ、後藤真希、平原綾香。安倍なつみは盗作事件で辞退している。

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コメント

(ノ∀`) アチャー韓流好みの人は多かったはず。
また、美男美女が多いですね。
わたしは、韓国のドラマは観たことないんです。何でしょうね、一本もテレビ物は観てません。

アクションの映画は数本観ましたが・・。でも、韓国嫌いではないですが、今回ばかりはどうも・・。

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