トゥクルティ・ニヌルタ1世の祭壇画
アッシリア美術の最も早い時代の作例としてアッシュールから出土した浮彫り「トゥクルティ・ニヌルタ1世の祭壇画」(ベルリン・ペルガモン美術館所蔵、前1230年頃)がある。トゥクルティ・ニヌルタ1世(前1243-前1207)は中アッシリア王国時代の王で、アッシュール近郊に新都カール、トゥクルティ・ニヌルタを造営した事で知られる。息子の1人(名前は不明)によって殺された。息子のアッシュール・ナディン・アプリが後継者として後を継いだ。アッシリア帝国は、前9世紀には鉄製兵器を装備した軍事力で領土の拡大を始め、前7世紀前半にエジプトを制圧してオリエントを統一「最初の世界帝国」を実現した。
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