トゥクルティ・ニヌルタ1世の祭壇画
アッシリア美術の最も早い時代の作例としてアッシュールから出土した浮彫り「トゥクルティ・ニヌルタ1世の祭壇画」(ベルリン・ペルガモン美術館所蔵、前1230年頃)がある。トゥクルティ・ニヌルタ1世(前1243-前1207)は中アッシリア王国時代の王で、アッシュール近郊に新都カール、トゥクルティ・ニヌルタを造営した事で知られる。息子の1人(名前は不明)によって殺された。息子のアッシュール・ナディン・アプリが後継者として後を継いだ。アッシリア帝国は、前9世紀には鉄製兵器を装備した軍事力で領土の拡大を始め、前7世紀前半にエジプトを制圧してオリエントを統一「最初の世界帝国」を実現した。
« 池田屋襲撃事件 | トップページ | 「鬱金香」何と読むの? »
「世界史」カテゴリの記事
- トルコ(2021.12.26)
- 鞍鋼憲法(2021.08.21)
- トクタミシュ(2021.07.18)
- アウレリウス・マクシミアヌス(2021.06.04)
- ロバート・バンクス・ジェンキンソン(2021.05.31)
コメント