プラトンは「広い」という意味の渾名
紀元前427年のこの日、ギリシアの哲学者プラトンはアテネの名家に生まれた(ただし生年については紀元前428年など諸説ある)。ディオゲネス・ラエルティオス(3世紀前半の哲学史家)によると、プラトンの本名はアリストクレスである。体格が立派で肩幅が広かったため、レスリングの師匠であるアリストンに「プラトン」(広いという意)という渾名で呼ばれ、それが定着したのである。
プラトンの言葉に「人間の最も基本的な分類として、知(wisdom)を愛する人、勝利(honor)を愛する人、利得(gain)を愛する人、の三つがある」。昨夜観た映画「夜空はいつでも最高密度の青色だ」でのワン・シーン。池松壮亮が住むアパートの隣人。心やさしそうな老人(大西力)だが貧しくてエアコンが使えない。ある日、熱中症で死体が発見された。室内の書棚には難しそうな哲学書が並んでいた。作家の意図するところは不明だが何故か心打たれた。(5月7日)
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