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日本最古の貨幣が和同開珎より古い富本銭(ふほんせん)であることは、平成10年夏、奈良県の飛鳥池遺跡からの発掘によって定説となっている。これまでも日本書紀にも記述があり、富本銭の存在は知られていたが、江戸時代の富裕なることを願う「まじない銭」と見られていた。今回の出土で天武期の683年頃には富本銭が鋳造されていたことは明らかとなったが、流通貨幣であると断言できるまでには至っていない。おそらく広範囲に流通したことはなく、藤原京、難波京などの都で官吏や貴族など限られた階層が使ったものとみられる。
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