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2021年5月23日 (日)

こつこつと苦労を重ねて努力すること

00000427    連続クイズホールドオン!2013年5月23日の問題。「中国の詩・農を憫(あわれ)む」から生まれた四字熟語。一粒一粒が苦労の結晶であることを「粒々(?)」35歳の男性回答者「粒々細々」×。正解はもちろん「粒々辛苦」米を作る農民の一粒一粒にかける苦労のひととおりでないこと。転じて、ある仕事の成就にこつこつ苦労を重ねて努力すること。ご飯の一粒一粒、みんなお百姓さんの汗と苦労の賜物だ。ところで四字熟語「粒々辛苦」の出典を初めて知る。李紳は中唐の詩人、政治家。農民が苦しい作業をしてもなお、餓死する者があることを慨嘆し「憫農の詩」で百姓の労苦を詠い、その刻苦勉励ぶりを称えている。もともと律詩であるが、日本では五言絶句として知られている。(訳)春に一粒だけ穀物の種を播くと、秋には万もの実がなる。国内には休耕田はなく農民は精励しているのに、なお餓死しようとしている。稲の間の草を除こうと鋤きかえしていると、太陽は真南に来て、もう昼時である。汗は稲の根元に滴り落ちる。誰が知ってくれよう。食器の中の飯つぶの来歴を。その一粒一粒のすべてが、農夫の苦労の結晶である事を。

 

Risin

 

 

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