広辞苑初版には「コンピューター」が収録されていなかった謎
本日は「広辞苑の日」。新村出(1876-1967)が生前に編纂した広辞苑は初版のみである。掲載された用語は人文系には強いが自然科学系には弱い傾向がみえる。1955年5月25日に広辞苑初版は刊行されたが、初版を引いてみると、「コンピューター」とか「エスエフ(SF)」(科学小説)など日常よく使用される外来語が載っていない。14年後の1969年刊行の第二版に多くの外来語が追加された。外来語としては未だ日本語に定着していないものの、専門の技術者たちは「コンピューター」について研究していた。中尾伸二「コンピューター経営学 電子計算機を100%活かす法」(ブルーバックス)が刊行されたのは翌年のことである。
« 諸説あり!!マヨネーズの名の由来 | トップページ | 韓国トロット「愛の迷路」「離別(イビョル)」 »
「ことば」カテゴリの記事
- 能ある猫は爪を隠す(2023.04.20)
- 荏苒(2023.02.21)
- 四万十川の謎(2023.01.24)
- 「怒る時のコラってなに?」雑学365日(2022.12.24)
- 「胸キュン」雑学365日(2022.12.22)
コメント