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2021年4月23日 (金)

シェイクスピアは存在しなかった?

Photo   本日は「サン・ジョルディの日」。守護聖人サン・ジョルジュを祭り、女性は男性に本を、男性は女性に赤いバラを贈る。スペインでは「本の日」とされる。この日はセルバンテスやシェイクスピアの誕生日でもある。

  ところでイギリスの劇作家ウィリアム・シェイクスピアの名前を知らない人はほとんどいないだろう。「ハムレット」「オセロ」「リア王」「マクベス」の四大悲劇をはじめ、恋愛悲劇「ロミオとジュリエット」、喜劇「真夏の夜の夢」「ヴェニスの商人」など、生涯に約37編の戯曲と7編の詩を残している。ところが、これだけ有名な作家でありながら、生涯については、わからないことが多い。1564年、ストラットフォード・アポン・エイヴォンの手袋商人の家で生まれた。だが正確なかれの誕生日がわからない。英国の中部、ウォリックシアの都市ストラットフォードの教会にはウィリアム・シェイクスピアが1564年の4月26日に洗礼をうけた記録があるが、生れた日はわからない。公式に4月23日をかれの誕生日と定めているが、当時の風習として子供が生れて2、3日のうちに洗礼をうけさせたことや、たまたま4月23日はかれの命日にあたることや、さらにこの日がイギリスの守護聖者、聖ジョージの祝日にあたることなどから、この日が選ばれたという。そこで現れたのが、「シェイクスピアは不在だった」という説である。つまり、誰か別の高名な作家がシェイクスピアの名前で作品を発表した、というのである。シェイクスピアの正体はベーコンだったという説などが有名だが、その確証はない。さまざまな資料を照らし合わせてみたところ、エリザベス朝時代にシェイクスピアが存在したことは確かだが、その人物が果たして数々の戯曲を書いた本人と同一人物なのかどうか、はっきりと確認できなかった。ジョージ・ギッシングの言葉に「英国に生れたのを喜ぶ多くの理由の中で、まず最初にあげたい一つは、シェイクスピアを母国語で読めるということだ」

 

 

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