小栗上野介忠順と群馬
倉渕・水沼河原にある供養碑には「偉人小栗上野介 罪なくして此所に斬らる」と刻まれている
大河ドラマ「青天を衝く」で武田真治が演じている小栗上野介忠順(1837-1868)。彼の近代化への功績は数多い。はじめてアメリカから軍艦を買い入れたのも、現在の横須賀の地に造船所と鉄工所を創設したのも、湯島鋳造所を改善して大砲や小銃、新兵器などの製造に力を尽くしたのもすべて小栗上野介の力である。また、フランス陸軍から教師を招来し、はじめてフランス式の強力な陸軍をつくりあげた。また日本における徴兵制度の基礎ともいうべき「賦兵の制」をつくり、洋式訓練を行ったのも彼である。明治元年、岩倉具定から上野介追捕令が出され、5月27日、権田村鳥川(群馬県高崎市倉渕)のほとりで斬首された。42歳の若さだった。赤城山麓には上野介が幕府の軍用金を埋めたといわれる伝説がいまも残る。(4月6日)
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幕末の徳川幕府の小栗上野介忠順の実績は大きい。
貴重な人材であったが・・
投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2013年4月 5日 (金) 22時22分