知らないイギリス三つの話
1707年のこの日、イングランドとスコットランドが合併しグレートブリテン王国が成立した。最初の君主はアン女王(在位1707-1714)。イギリスについて知らないことは多い。先ず一つ目はロンドンの地名の由来。ケルト人がテムズ河畔に建てたロンディニウムに起源があるらしいが、専門書にもあまり起源がはっきりしないとある。二つ目がマグナ・カルタ(大憲章)。ジョン失地王が国内で重税を課して貴族・国民の反感を買った。マグナ・カルタが2015年に制定800年を迎えるのを前に謎解明のためのプロジェクトをつくるそうである。三つがシャーロット妃、プリンセス・オブ・ウェールズ。ダイアナ妃は誰でも知っているが、1817年に男子を死産した後、間もなく21歳で死んだシャーロット妃に関してはほとんど資料がない。
ロンドンの地名の由来については、ラテン名であるロンディニウム(Londinium)がもともとケルト語のリィンディン(Lyndyn 沼沢地の砦)にその語源があるという。ロンドンの起源は、おそらくテムズ河畔に住みついたケルト人の集落であろう。紀元前55年のカエサルの軍勢がこの地に押し寄せたとき、すでに砦を擁した要害の地であったという。のちに紀元43年、ローマ皇帝クラウディウスのときローマ人によって建造物が造られた。(5月1日)
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