アダムのりんご
今日すべてのリンゴの起源はカザフスタンの野性リンゴの子孫だと考えられる。そして、リンゴは中央アジアの山岳地帯を越えて、西へ東へ広まった。旧約聖書の創世記にしるされた話。エデンの園で、アダムとイブが食べた禁断の木の実は、英語の聖書には単に the fruit of the treeと書かれているが、一般に appleといわれている。
民間の伝承から生まれた言葉として、英語で「アダムス・アップル」というのがある。これは、喉頭隆起、つまり、のどぼとけのことで、アダムが神の眼を盗んで禁断の実を食べたとき、神から声をかけられあわてて飲み込んだところ、それが喉につかえたために、子々孫々の男性は、それを、喉に記念として残した、というのである。
ギリシア神話ではトロイ戦争の発端ともなった黄金のりんごの話がある。りんごは愛情の表象ともいわれる。(世界史こぼれ話)
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アダムとイヴの楽園物語。
誘惑の木の実がりんご。
人間の堕落と位置つけた聖書物語は、いかにも倫理的。
だが、果たして男と女の関係を知ることが堕落か。そう問い詰めれば、別の考えにも行き着く・・・。
投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2013年1月26日 (土) 09時00分