神に祈るしかない
幸福というものはある永続的な状態なのであって、それはこの世では人間にあたえられないものらしい。(ルソー「孤独な散歩者の夢想」)
今年もあとわずか。歴史をみると国家も街もいつかは滅ぶ。南イタリアのポンペイという人口2万人の町は、紀元79年、火山の大爆発により一瞬にして壊滅した。やがてローマ帝国も滅んだ。南米に栄えたインカ帝国はスペイン人によって1533年、突如として滅んだ。13世紀末に小アジアに栄えたオスマン・トルコ帝国は1922年に滅亡した。ロシア革命で誕生したソヴィエト連邦は1991年、わずか69年で滅亡した。災害は突然にやってくる。ヨハネの黙示録に記している。「わたしはまた、天にもう一つの大きな驚くべきしるしを見た。7人の天使が最後の7つの災害を携えていた。これらの災いで、神の怒りがその極みに達するのである」「不幸だ、不幸だ、大いなる都。あれほどの富が、ひとときの間にみな荒れ果ててしまうとは」「その裁きは真実で正しいからである。みだらな行いで地上を堕落させたあの大淫婦を裁いた」これらは大いなる都バビロンのことであるが東京に当てはまるのか。六本木ヒルズなど東京の街が神に享楽の都とみられたのか。東京スカイツリーが神をも恐れぬ所業とみられたためか。永田町の金権政治に神の怒りがおちたのか。原発事故やコロナ禍を、不安に思うか、安心しているのか。終息すると思うか、さらに拡大すると思うのか。Go To トラベル、菅を信じますか、神を信じますか?
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