山頭火忌
何の草ともなしに咲いているふるさと
やつぱり一人がよろしい雑草
本日は自由律俳句の代表的俳人種田山頭火の忌日。昭和15年10月11日、愛媛県松山で死去。享年58歳。本名・種田正一。生家は山口県西佐波令村(現・防府市)にあるが、種田家の先祖は土佐国山内家に仕えた郷士だったといわれる。居住地は土佐国香美郡。大正15年には雲水となって西日本を中心に旅し句作を行う。四国遍路の旅は2度している。1回目は昭和3年で、土佐路の札所24番から39番までを回っている。2回目は昭和14年で、徳島を立ち、高知から愛媛松山に入る約20日間の旅だった。太平洋の海を見て、「われいまここに海の青さのかぎりなし」にどのような思いがたくされていたのだろうか。この四国遍路の1年後に没している。
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