« 中原中也忌 | トップページ | 世界恐慌と株価大暴落 »
蕪村の高弟高井几董(1741-1789)は京都の高井几圭の次男として生まれ、中興俳諧の指導的役割を担った。寛政元年、松岡士川の伊丹の別荘で、49歳で急逝した。几董忌は陰暦10月23日、冬(11月)の季語。
悲しさに魚食ふ秋の夕かな
舟慕ふ淀野の犬や枯尾花
馬鹿づらに白き髭見ゆけさの秋
裏店やたんすの上の雛祭り
紙草紙に鎮おく店や春の風
やはらかに人わけゆくや勝角力
虹の根に雉なく雨の晴れ間かな
川越えし女の脛に花藻かな 絵草紙に鎮おく店や春の風 青海苔や石の窪みの忘れ汐 山寺の縁の下なる苔清水
日常のなんでもない光景と四季を見事に詠んで ああそうだねとほのぼのとした気分になる句です
投稿: カキステゴメン79 | 2011年10月23日 (日) 08時27分
名前:
メールアドレス: (ウェブ上には掲載しません)
アドレス(URL):
内容:
川越えし女の脛に花藻かな
絵草紙に鎮おく店や春の風
青海苔や石の窪みの忘れ汐
山寺の縁の下なる苔清水
日常のなんでもない光景と四季を見事に詠んで
ああそうだねとほのぼのとした気分になる句です
投稿: カキステゴメン79 | 2011年10月23日 (日) 08時27分