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2020年9月26日 (土)

ワンピースは英語にあらず

  今年のプロ野球ペナントレースは早くも終盤戦に入った。テレビで野球中継を見ながらビールで晩酌するのは至福ひとときだろう。内野と外野との間にゆるく舞い上がって落ちる安打をテキサス・ヒットという。なぜテキサス州なのか。テキサスのマイナーリーグは貧打でクリーン・ヒットがなく、それを皮肉って Texas Leaguer's Hit という言葉が生まれた。日本の野球でよく使われるカタカナの野球用語は、そのまま使っても外国人には通じないものが多い。日本製英語を総てさがすと100個以上もあるといわれる。例えば、ピッチャーの投げたボールが直接にバッターの身体に当たることをデッドボール(dead ball)という。英語では、HEP、またはそのもともとの英語で hit-by-pitch (字間にハイフンをつけないでhit by pitch)も使われます)という。あるいはその状態を説明する pitch that hits the batter などといっている。動詞では、he was hit by a pitch and broke his right wrist(彼は死球を受けて右手首を骨折した)などと使う。

   日本語のキャッチボールの意味は、捕球したボールを相手に返球するところまで含んでいるが、英語 catch ballは単にボールを捕球するという意味。つまり正確には、catch a ball and return to the person who has thrown the ball to you(ボールを捕球し、それを投げた人に返球する)となる。

  サイクルヒット、シートノック、スイングアウト、タイムリーエラー、タイムリーヒット、スリーバント、トップバッター、ナイター、ノーカウント、フォアボール、フライ、ホームイン、ホームスチール、ランニングホームラン、ゲッツーなどすべて和製英語。

 野球以外ではカンニング、ワンパターン、オーダーメイド、スキンシップ、コンセント、キーホルダー、パワーハラスメント、デコレーションケーキ、ガードマン、コインランドリー、リフォーム、リベンジなどなど和製英語がたくさんある。お花見の時期によく見かけるブルーシート。英語では「ブルータープ(blue tarp)」という。上衣とスカートが一緒となった女性の衣類「ワンピース」は和製英語である。現在の日本にはいわゆるカタカナ英語や変則的な英語が氾濫している。

 

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