世界の人口と国々
世界の総人口は、西暦1年に約1億人だったのが1000年後には約2億人に増え、17世紀の終わりごろには6億人ほどであった。しかし18世紀に産業革命がおこると人口増大がスタートし、19世紀の終わりごろには16億人ほどになった。そして、その後は人口爆発が急激に増え続け、現在では約77億人の人々がこの地球上に住んでいる。さらに現在のような人口増加がこのまま続くと、2050年には、世界の人口は90億人に達すると考えられる。そのため、食料をはじめとする資源の不足が予想され。今日では、このことが世界全体の大きな問題となっている。世界の人口は、地球上に一様に分布しているのではない。自然の条件や開発の程度、生活のしかたなどによって、人口密度の高い所と低い所がある。一般に平地で、気温や降水量に恵まれ、生産活動の活発な所には、人口が集中している。世界には、ニューヨーク、ロンドン、東京などのように、人口の集中がいちじるしい都市がある。最近は、都市への人口集中が世界的に目立っており、各地で、人口100万人以上の巨大都市が生れている。
現在、世界には195の独立国がある。世界の人々は皮膚の色、髪、骨格などがちがっている。このような身体上の特徴によって区分すると、世界の人々はコーカソイド、モンゴロイド、ネグロイド、オーストラロイドに大別される。これに対して、世界の人々を、言語・習慣・宗教など、歴史的・文化的な違いによって区分したものが民族である。世界の国々の多くは、一つの国の中に複数以上の民族をふくんだ多民族国家である。(純粋な単一民族国家というのは存在しえず、ほとんどの国家が多民族国家であるということもできる)
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