「露営の歌」と「暁に祈る」
連続テレビ小説「エール」。作曲家・古関裕而は歌番組「うたコン」で「栄冠は君に輝く」や「オリンピック・マーチ」「大阪タイガースの歌」などスポーツ関係の名曲が多いと解説していた。だが実は軍歌や戦時歌謡の作品が多いが披露されなかった。「暁に祈る」「海の進軍」「若鷲の歌」「ラバウル海軍航空隊」「嗚呼神風特別航空隊」などなど。とくに代表作は「露営の歌」である。「♪ 天皇陛下万歳と残した声が忘らりょか」古関の曲は時を超えて永遠に残る力がみなぎっている。現在、テレビなどで軍歌を流すことは憚られるらしい。昭和38年から40年代半ばころまでは懐メロブームが起こり、軍歌もしばしば放送されていた。今週放送の中でついに「露営の歌」「暁に祈る」が登場した。
陸軍馬政課は、軍馬に対する認識や関心を高めるために新しい歌を福島三馬烏に依頼した。とくに作詩の野村俊夫に7回も書き直しを命じた。このとき選定した馬政課長は、映画「硫黄島からの手紙」(主演:渡辺謙)で脚光を浴びた栗林忠道だった。朝ドラ「エール」では斎藤歩が演じている。
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