亀の子たわし、使っていますか?
本日は「たわしの日」。かつてどこの家庭の台所でもみられた「亀の子たわし」。棕櫚などの繊維を短く切り揃えて、楕円形に束ねたブラシ。焦げついた鍋の底をゴシゴシこするのによいが、ステンレス製を擦ると傷がつくのが最大の欠点。最近は合成のスポンジたわしに洗剤を染み込ませて洗浄するようになったので「亀の子たわし」は台所から消えてしまった。だが身近な日用品「亀の子たわし」は日本発明史の金字塔といわれる。1908年、東京の醤油屋の奉公人、西尾正左衛門(画像)が樽の掃除のために考案した。1915年7月2日、「束子」として特許を取得した。だが昭和の後半には束子はテレビ番組「関口宏の東京フレンドパーク」のダーツの外れの景品となった。これによって、束子が一番低級品の商品という印象を国民に与えてしまった。水切りの簀子を洗うときなど便利なものだと思うが。
« 坂上田村麻呂と清水寺 | トップページ | 船緑丸沈没の悲劇 »
「今日は何の日」カテゴリの記事
- 日露戦争沙河(さか)会戦起こる(2020.10.09)
- 有無(ありなし)の日(2020.05.25)
- ドレミの日(2020.06.24)
- マリア・ルス号事件(2019.06.07)
- 竹酔日(ちくすいじつ)(2020.05.13)
コメント