「老後の日」雑感
本日は「老後の日」。神戸市老人福祉施設連盟が制定。6(ろく)と5(ご)の語呂合わせで「老後」とかけたらしい。65歳を過ぎれば誰でも老後は始まっている。余命が15年あるとは限らない。老後の三大不安はお金と健康と孤独。この三要素から逃れることも誰にもできない。多少の資産がある人でも安心と思う人はいない。お金持ちほど浪費する額も大きい。病院にかからない人でも突然にがん宣告されることがある。そして孤独が一番やっかいだ。子供や孫が何人いようと老人の孤独を感じることはある。静かなひとり暮らしでも孤独をあまり感じない人もある。人生の最終章で人はどう生きればよいのか。80歳でヒマラヤ登山をしたり、宇宙飛行することが偉いとは思わない。いつまで世評を気にして、人と競うことは愚かである。最早、人に役に立たずとも、親切で柔和であればそれでよい。上智大学の学長だったヘルマン・ホイヴェルス神父の詩「最上のわざ」はとてもよい。「手は何もできない。けれども最後まで合掌できる。」と。(6月5日)
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