なぜ日本人はカタカナ英語が好きなのか?
安倍首相や小池都知事などの政治家の会見が多い。「パンデミック」「クラスター」「オーバーシュート」「ロックダウン」「ソーシャル・ディスタンス」「ステイホーム」「コロナフォビア」など新型コロナ関連でカタカナ英語がウイルスのように氾濫している。今年は新語・流行語が豊作の年になりそうだ。なぜ日本人はカタカナ英語が好きなのか?戦時中は敵性語が禁止されたが、戦後はその反動からカタカナ英語が流行した。トニー谷、ケーシー高峰、リーガル・天才秀才らは気障を売り物に笑いをさそう。「モチベーション(motivation) 」ビジネス社会でこれほどよく使われる言葉も珍しい。本来は「動機づけ、意欲」の意味だが、「仕事のモチベーションを上げる」というようにヤル気の意味で使われることが多い。▽「ポジティブ」(posiitive)「前向きな」「積極的な」という意味で「ネガティブ」に対して、この言葉はよい意味で使われることが多い。▽「コラボレーション」(collaboration)異なる分野の人や団体が協力して制作すること。協同作業。近ごろ「夢のコラボが実現」単なる歌手同志の共演もコラボレーションを大げさに使われる。▽今年5月、銀座に「デリリウム・カフェ」がオープンした。この店では40種類を超える直輸入の樽生のビールが格安料金で飲める。ところで「delirium(デリリウム)」とは何か。英語では「幻覚状態」「うわ言」を意味する。▽消費税改正の軽減税率で何かと話題で「インボイス方式」という言葉を耳にする。インボイス(invoice)貨物などの送り状や、商品の発送、明細書などが本来の意味。▽「レジェンド(legend)」本来の意味は伝説。「今年は野球界のレジェンドたちが多く他界した」というように、伝説として末永く語り継がれるであろうスーパースターをいう。
アーティフィシャル・インテリジェンス artificial intelligence 人工知能
アーバニゼイション urbanization 都市化
アイアンホース iron horse 機関車
インフォームド・コンセント imformed consent 説明と同意
インドメタシン indomethacin 非ステロイド系対抗炎症薬
インプラント implant 人工の歯を装着する方法
フォトシンセシス Photosynthesis 光合成
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