温泉と大国主命
日本は世界有数の温泉国である。現在全国に3085ヵ所の温泉地がある。「因幡の白うさぎ」の伝説で知られる大国主命は、須佐之男命の六世の孫で、五穀豊穣・商売繁盛・縁結びなど偉大な神として崇拝されているが、病を封じる神(医療神)として全国各地の温泉を開設した事でも知られる。景行天皇は道後温泉、別所温泉に行幸した。成務天皇は湯の峰温泉、欽明天皇は秋保温泉(宮城県)に、舒明天皇や孝徳天皇は有馬温泉、有馬皇子と斉明天皇は白浜温泉にそれぞれ行幸している。ほか紀の湯温泉、牟漏温泉、伊香保、那須、玉造、連見の湯(別府温泉)などが古くから温泉地として知られている.阿蘇の山あいの小さな黒川温泉が全国の温泉ファンに人気だという。
全国の主な温泉地
北海道 登別温泉、定山渓温泉
東北 乳頭温泉、田沢湖の温泉
北関東 草津温泉、鬼怒川温泉、伊香保温泉
甲信越 白骨温泉、野沢温泉
首都圏 箱根温泉 湯河原温泉
東海 熱海温泉、下呂温泉、奥飛騨温泉郷
北陸 和倉温泉、宇奈月温泉、山中温泉
近畿 有馬温泉、城崎温泉
山陰・山陽 玉造温泉、皆生温泉
四国 道後温泉、こんぴら温泉郷
九州 別府温泉、湯布院、黒川温泉
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