異性が魅力的に見える瞬間
映画「七年目の浮気」のワン・シーン。マリリン・モンローが地下鉄からの排気口から吹き上げる風でスカートがまくれ上がって抑えている。この映画を見たことがなくとも、ポスターやスチルで誰でも一度や二度は目にしたことがあるだろう。「ナイアガラ」で尻を振って歩くモンロー・ウォークとともに20世紀のセックス・シンボル、モンローが誕生した瞬間である。女性が魅力的に見えるときってどんなときだろうか?映画「氷の微笑」ではシャロン・ストーンがノーパン姿で足を組み換えて話題になった。「1986年のマリリン」では本田美奈子が臍をだしながら長い髪をかきあげてセクシー・ポーズをとっていた。日常的には「小首をかしげる」「上目づかい」「頬杖をつく」「顔を近づける」など小悪魔のしぐさ。
男性が魅力的に見えるときはどんなとき?車を運転しているとき、お風呂あがり、Gパン、スーツ姿、タバコを吸っているとき、バイク、ネクタイをゆるめるとき。むかしの日活映画なら皮ジャン姿でギターを抱いて波止場の係船柱に片足をあげているポーズだろうか。江戸っ子の審美眼によると「目病み女に風邪ひき男」という言葉がある。目を患っている女は、そのうるんだ眼つきが色っぽく見え、ちょっと風邪をひいてハスキーな声で、のどに白い布でも巻いている男が粋に見えるという。だがマスク姿の安倍首相や小池百合子は魅力的ではない。
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恋愛とは、勘違い、と、奈美悦子さんが言っていました。「この人がいなけれは生きていけない。世界でただ一人の運命の人に出会えた、なんて思うでしょ?でも、それって勘違いなのよねぇ」と。
投稿: | 2014年3月 8日 (土) 23時06分