翔んで埼玉
2019年の大ヒットコメディ映画「翔んで埼玉」。原作は魔夜峰央が37年も前に描いた作品。主題歌はなわが歌う「埼玉県のうた」の原曲も2003年のもの。埼玉県を揶揄した「ださいたま」というタモリの造語も1981年の流行語である。自虐ユーモアの風潮はなぜか広く定着して現在も続いている。埼玉は東京都に隣接する東京のベッドタウンだが、東京都に虐げられ、差別されてきた自虐ネタをユーモアに昇華している。もはや「ダさいたま」とは言わせないと県民も熱く支持する。こまつな、ブロッコリー、ねぎ、ほれんそうの収穫量は全国有数で近郊農業がさかんである。そして、埼玉県には鳥取県の10倍の市がある。埼玉県の市の数は40市である。上尾(あげお) 朝霞(あさか) 入間(いるま) 桶川(おけがわ) 春日部(かすかべ) 加須(かぞ) 川口(かわぐち) 川越(かわごえ) 北本(きたもと) 行田(ぎょうだ) 久喜(くき)熊谷(くまがや) 鴻巣(こうのす) 越谷(こしがや) さいたま 、坂戸(さかと) 幸手(さって) 狭山(さやま) 志木(しき) 白岡(しらおか) 草加(そうか) 秩父(ちちぶ) 鶴ヶ島(つるがしま) 所沢(ところざわ) 戸田(とだ) 新座(にいざ) 蓮田(はすだ) 羽生(はにゅう) 飯能(はんのう) 東松山(ひがしまつやま) 日高(ひだか) 深谷(ふかや) 富士見(ふじみ) ふじみ野(ふじみの) 本庄(ほんじょう) 三郷(みさと) 八潮(やしお) 吉川(よしかわ) 和光(わこう) 蕨(わらび)
市の数がいちばん少ない県は鳥取で、鳥取・倉吉・米子・境港の4市である。
豪栄道や貴景勝を生んだ埼玉栄高校相撲部が有名。ところで只今、流行りの「埼玉ポーズ」って知ってる?手をオッケーサインの形にして胸の前でクロスさせ、左足を少し前に出す。広告クリエーターの鷺谷政明さんが考案したもので、ちょっとDAIGOの「ウッシュ」のポーズに似ているけど、埼玉県の県鳥「シラコバト」を表現しているという。
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お疲れ様です。白岡、市になったのですね。叔母が住んでいます。ちなみに小生は大阪在住ですが出生地は羽生市であります。
投稿: ステレオタイプ | 2012年10月13日 (土) 20時53分
いつも読んでいただき、ありがとうございます。むかし埼玉県が舞台の小説といえば田山花袋の「田舎教師」(羽生市)、いまは吉田修一の「ランドマーク」(大宮市)。市の数がいちばんなのは関東平野のど真ん中という立地の良さがその理由でしょうか。
投稿: ケペル | 2012年10月13日 (土) 23時48分
埼玉県は「ダサイ」を指します。市の数は多くても東京からみればダサイなのでしょうね。ダサくないのは横浜、湘南なんですって。
投稿: ファー | 2015年6月21日 (日) 18時29分