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2020年2月 8日 (土)

安産祈願と絵馬

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    祈願や報謝のために、社寺に絵馬を奉納する習俗の起源はいつからかはっきりとわからない。絵馬といっても画家の手になる大絵馬から、庶民の切ない個人祈願の小絵馬までさまざまである。最古の絵馬は、古代における神への生馬献上の習俗に発する。1999年に難波宮跡から出土した飛鳥時代のものが7世中頃とみられる。平安時代の今昔物語に「板に書きたる絵馬有り」と見え、その起源は平安時代(12世紀前半)に認められる。だが民間祈願の絵馬奉納が江戸期にどの程度普及していたかは分からない。子供誕生に際し絵馬を奉納する習俗が昭和期戦前に各地に見える。子供の氏子入りの行事と、子供の成長の無事を祈願する目的である。絵柄は武者絵であるが、戦時中は肉弾三勇士のような戦時色の濃いものとなった。戦後は干支が一般的である。近年は、安産祈願した神社に無事に生まれたお礼と挨拶をし、安産祈願のときの絵馬にお礼を書いて、3人の名前を記入して奉納するらしい。参考:奈良県立橿原考古研究所「飛鳥宮と難波宮・大津宮」2014年

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