日日是好日
森下典子のエッセイ「日々是好日 お茶が教えてくれた15のしあわせ」の映画化。典子はお茶を習い始めて二十五年。就職につまづき、いつも不安で自分の居場所を探し続けた日々、失恋、父の死という悲しみのんなで、気づけば、そばに「お茶」があった。題名となった禅語の「日日是好日」にちにちこれこうじつの意味は、毎日いい日が続いてけっこうなことだ、などといった浅い意味ではない。日日是好日とは、日々の苦しみ、喜び、楽しみなどというこだわり、とらわれをきっぱり捨て切って、その日一日をただありのままに生きる、清々しい境地のことである。
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