無料ブログはココログ

« 催眠術ブーム(昭和50年) | トップページ | ふるさとの偉人 »

2020年2月12日 (水)

「司馬遼太郎」筆名余話

Shibaryotaro  本日は菜の花忌。小説家・司馬遼太郎の1996年の忌日。筆名の由来は、「司馬遷に遼(はるか)に及ばざる日本の者(故に太郎)から来ている」とある。この説明は事実であるものの、寺内大吉の証言(上田正昭との対談)によれば、司馬(当時は福田定一)は深い意味で考えてつけたのではなく、「ペンネームはとっさにつけたらしいです」と語っている。「講談倶楽部」という雑誌の懸賞応募作品「ペルシャの幻術師」で初めて、司馬遼太郎のペンネームを使ったが、寺内の記憶によれば、司馬は自分がどんなペンネームを使ったかまるっきり覚えていなかったという。懸賞に応募する時にたまたまつけたので、「さあ、なんて名前だったかな」と言っていた。それを聞いた上田は「いや~僕はもっと深い意味があるのかなと思っていましたが」と答えた。寺内は「深い意味でつけたやつはダメなんですよ。気軽につけたやつが案外良いのです。変に姓名学みたいに凝った奴がダメなんでね」と語った。出典は、「姫路文学館紀要9」2003年3月所収の「青春の司馬遼太郎」より。

« 催眠術ブーム(昭和50年) | トップページ | ふるさとの偉人 »

日本文学」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 催眠術ブーム(昭和50年) | トップページ | ふるさとの偉人 »

最近のトラックバック

2021年10月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31