セゴビア城とイサベル1世
カスティーリャ王国エンリケ4世が1474年、亡くなると異母妹のイサベル1世(1451-1504)がセゴビア城(アルカサス・デ・セゴビア)で即位した。イサベルはアラゴン王フェルナンドと結婚して、1479年には両国が統一してスペインが誕生した。1492年1月2日、グラナダが陥落しナスル朝が滅亡、国土回復運動(レコンキスタ)は終わり、同時にコロンブスによりアメリカ大陸への道が開かれ、スペインは西ヨーロッパの強国になっていった。セゴビア城は1862年に罹災した。この時の罹災がどの程度であったかは分からないが、本体は石造なので木造建築のように全焼することはなかっただろう。1862年から再建に取り掛かり、ようやく完成したのが現在の姿である。
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